ウィンターワークショップ・イン・石垣島

主催: 情報処理学会ソフトウェア工学研究会 (SIGSE)
日時: 2004 年 1 月 29 日(木) 〜 31 日(土)
場所: 石垣島全日空ホテル
URL: http://sigse-ws2004.ics.es.osaka-u.ac.jp/

最新情報

遅くなりましたが,当日の プログラムを公開しています.

参加のご案内

ソフトウェア工学研究会では, 1997 年に最初のワークショップを松山で開催しました. その後,毎年ワークショップを開催し, テーマを絞った集中的な議論の場を持ってきました.
本年度のウィンターワークショップでは, 組み込みシステム要求工学Webサービス技術新世代ソフトウェア開発ツールソフトウェアパターン, の各テーマについて,セッションを計画しております. 各セッションとも,当該分野に造詣の深い討論リーダを中心とし, いま何が問題であり,どのような知識や技術が必要で, そのために解決すべき研究・技術課題は何か, といった話題について, 参加者各自の知恵を結集してまとめることは意義のあることではないか, と考えております. 皆様の積極的なご参加をお待ちしております.
開催セッション紹介
組み込みシステム (討論リーダ: 平山雅之(東芝),青木利晃(北陸先端科学技術大学院大学))
組込みソフトウェア開発の拡大に伴い,開発現場では様々な課題が発生している. 組込みソフトトラックでは、これらの課題を如何に解決するかについて議論する. 特に, ソフトウェア工学でこれまで研究されてきた技術を組込みソフトがもつ制約の中でどのように活かしていくかについて, 企業/大学双方からの事例を持ち寄り議論し, また,それらの技術的なブレークスルーについても検討したい.
要求工学 (討論リーダ: 廣田豊彦(九州産業大学))
要求仕様の品質特性と最終製品の品質特性のマトリックスを完成させ, 予想した品質が達成されない場合のソフトウェア開発プロセスの問題点を指摘できるようにする. このマトリックスは,前回のワークショップ以降, 議論を継続してきたものであるが,新規の参加者も歓迎する. なお,時間の制約上,個別発表はポジションペーパの提出のみとし, 発表時間は設けない.
Webサービス技術 (討論リーダ: 原裕貴(富士通研究所))
Webサービス技術は、次世代のシステム間連携の標準技術として、セキュリティ やトランザクションなどの標準化が進むとともに、amazon.comなど実ビジネス での利用も始まっている。本セッションではWebサービス実用化に向けた技術 的な課題について議論すると共に、分散システム統合を実現するための技術と して、モデリング技術やSOA(サービスオリエンテッドアーキテクチャ)、BPM (ビジネスプロセスマネージメント)等の関連技術について、幅広く議論を行 なう。
新世代ソフトウェア開発ツール (討論リーダ: 権藤克彦(東京工業大学),松下誠(大阪大学))
近年,ソフトウェア開発のためのツールの重要性が再認識されつつあります. 例えば,大学など研究機関からは,自らの研究成果を実用的なツールとして公 開する動きがあります.また,Eclipse に代表されるように,既存の公開され たツールプラットホーム上で別のツールを作成する,ということも広く行われ ています.一方,オープンソース開発では,CVS やバグ報告ツールといった, 従来からある基本的なツールを有機的に運用することによって,大きな成果を あげる事例も報告されています.いろいろな意味で,ソフトウェア開発のため のツールは,その機能や役割,設計方法や利用形態など,新しい動きが生まれ てきています.そこで今回のワークショップでは,これら新しいソフトウェア ツールに関する話題を取りあげ,情報交換を行うと共に,現状の問題点や将来 の方向性について議論を行いたいと考えています.ソフトウェア開発ツールに 関する研究者や,企業等でソフトウェア開発に携わっている方々の参加を期待 しています.
ソフトウェアパターン (討論リーダ: 鷲崎弘宜(早稲田大学),細谷竜一(東芝ソリューション))
ソフトウェア開発の定石としてのソフトウェアパターンの特性と、 効果的な運用のための枠組みを議論する。具体的には、
(1)自由テーマでの参加者のポジションペーパの発表内容、
(2)アレグザンダーのパタンランゲージとソフトウェアパターンの関係、
(3)組織におけるパターンの運用・管理
をそれぞれ議論する。(2)(3)は事前に指名されたパターンワーキンググループ メンバからの問題提起を起点として議論を進める。 パターンワーキンググループメンバ以外の方々の本セッションへの参加を歓迎する。

参加要項

投稿規定
参加を希望される方は, 情報処理学会論文誌の 原稿形式に沿った, 2 ページ以内のポジションペーパ(PDF ファイルに限ります)を, matusita@ist.osaka-u.ac.jp まで電子メールにてお送りください. その際,ポジションペーパのタイトル,氏名,所属, 情報処理学会会員の場合は会員番号を, ソフトウェア工学研究会の登録会員の場合はその旨を明記してください. また,参加を希望されるセッション(1つのみ)を明記してください.
参加費
研究会登録会員33,000円
学会会員35,000円
非会員37,000円
学生30,000円
参加費にはワークショップ自体への参加費用に加え,2 泊分の宿泊費が含まれます. また,参加費のお支払い方法については追ってご連絡致します.
スケジュール
応募〆切2004 年 1 月 5 日
採録通知2004 年 1 月 13 日
最終原稿〆切2004 年 1 月 19 日(必着)
ワークショップ開催2004 年 1 月 29〜31 日

航空便のご案内

今回,遠方での開催ということもあり, 団体運賃扱いでの航空便の手配を行う予定としておりましたが, 希望者が団体運賃の適用を行う人数に比べてかなり不足していただめ, 残念ながら団体運賃の適用ができないこととなってしまいました. 申しわけありませんが,参加を希望される方は, 各自で航空便の手配をお願いします. その場合,29 日については 12:00 頃までに石垣へ到着する便を, 31 日については,お昼以降に石垣を出発する便を選択していただければと思います.

問いあわせ先

本ワークショップに関するすべての質問・お問いあわせについては, 以下のあて先までお気軽にどうぞ.
松下誠 (大阪大学大学院情報科学研究科)
Email: matusita@ist.osaka-u.ac.jp
Phone: 06-6850-6572

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